消費者は意外に食べて直ぐ判断できる
外食店で出てくる料理が店内調理か否か、食べると舌で直ぐわかりますよね?
例えば揚げ物。
揚げ済みのものを店内で二度揚げしていると、注文を受けて直ぐ提供できるけど、肉汁は乾燥してしまう。
同様に揚げ済みのカツをレンジで加熱しても、今度は衣がビチャビチャして美味しくない。
しかも肉汁も水分が飛んでしまう。
とまぁ、こんな経験をしていると、外食はおろか、スーパーの惣菜は敬遠しがちになる。
だって美味しくないのだ。
買わない理由は値段ではない。
不味いから選択肢に入らない。
それだけのことだ。
大戸屋のカツは揚げたてだから美味しい
その点、大戸屋のカツは安心。
酸化した揚げ油特有の匂いは無いし、肉汁や食感も揚げたてならではのもの。
この値段にしては、チェーン店なのに珍しく美味い。
特に、上の写真の「味噌煮込みチキンカツ」は大変美味しい。
お勧めします。
大戸屋へのお願い Request for OOTOYA
実は外食店では、揚げ油を長期間使うことでコストを下げています。
長期間使った酸化した油で揚げているお店は多いんですよ。
酸化値が高い油という表現になるけど、この値の高い油を食べると、人によっては戻したり、下痢をしたりといった反応もあります。
なぜ、そんな劣化した油を使うかといえば、理由は簡単。
バブル崩壊以降、外食チェーン各社はセントラルキッチンをこぞって導入し、その結果、店内調理の実力やノウハウが大きく劣化。
平成10年以降、味と価格のバランスが崩れ、安さ一番のディスカウントレストランが増えました。
安い。確かに安い、でも其れだけのこと。
その結果、家庭料理に優る味覚体験を提供するレストランではなくなり魅力は消失。
ファストフード店と低価格を競争するような変な消耗戦があった。
今も一部の外食では続くけど、抜け道の無い悪循環としかいいようが無い。
しかし、お客の舌は正直なもの。
価格と味覚のバランスが崩れると、何も言わず、次回から二度と来ない。
店に対する愛着があればwebサイトに意見書も出してくれるけど、それは稀な例。
そういった応援したくないお店とは全く異なる外食チェーンの一つが大戸屋でしょう。
出来立て、無理な志向を目指さない安心感あるメニュー。
この2つが続く限りはお店に行きます。
でも、出来立てを提供できなくなれば、別の店に行きます。