上司とのやりとりを思い出している。中村天風のことを会社の上司から説かれたときのこと。正直聞いた瞬間は何の話をしているのか分からなかった。仕事や自分の成長を山登りに例え、今の自分は何合目にいるのか問答したんだけど意味は分からなかった。何かを伝えようとしているのは分かったけど、突然中村天風ときいても、意味がわからず、また、話の第一印象として嫌悪感さえ漂ったことを覚えている。けれど、後になるほど、よく考えればなるほど頷ける点が多い、そんな話だった。
こうした書き出すと思い出すもので。あの時間、ドキドキしましたよ。このやりとりは、自分が成長していないと思うから上司が、こんな話題を引っ張ってくるわけで。
それから、しばらくネットで散々調べました。すると印象激変!・・・面白いものです。 過去の偉大な成功者は人生の節目節目で、しっかりと悩んで、そして不安になって。でも、自信をつけようとして、天風氏の語録や書籍を読み、もう一度自分に自信を持って目の前の課題に取組んでいったんだなぁ、と思った次第。そして、同じことを上司も言っていた。そういう、深く悩みながら仕事に臨んでいるか?本質的に考えているか?、今も昔も人間は真剣に考えているぞ! こういうことを上司は伝えたかったんだろう。今ならそう思うし、確信も持てる。
結論。「若者はバカ者」。あれほど愛情を持って接してくれていた上司にどれほど恩を返しているか?胸に手を当てて考えると、バカ者としか表現出来ない...。でも、これからでも遅くない。恩を返すような大きな仕事を手がけよう、実行に移そう!そして上司と再び飲んでみよう!土産話や苦労話を肴にして。