アメリカの空港は昨年に引き続きTop 10に該当無し。
欧州の空港は2拠点ランクイン!
1位はシンガポールのチャンギ空港が8年連続の1位。
2位は昨年に引き続き東京羽田空港!
3位は仁川空港から変わり、ドーハ ハマド国際空港。
他の日本国内の空港を探すと、福岡空港が昨年67位から大躍進の39位!
お見事!
総合Top 10
順位 | 空港 | 昨年順位 |
1 | Singapore Changi | (1) |
2 | Tokyo Haneda | (2) |
3 | Doha Hamad | (4) |
4 | Seoul Incheon | (3) |
5 | Munich | (7) |
6 | Hong Kong | (5) |
7 | Tokyo Narita | (9) |
8 | Centrai Nagoya | (6) |
9 | Amsterdam Schiphol | (14) |
10 | Kansai | (11) |
日本勢は清潔さや、規律正しい運用を求める設備運営は強いです。
総合ランク10位の中に、4つの空港がランクインしてます。
昨年は3つの空港でしたが、今年は4つ目として関西国際空港が10位に入りました!
総合評価のトップ10に4空港が入るとは凄いことです。
主だったところを補足説明します。
1位のシンガポール・チャンギ空港
200の拠点と航路を持ち、一週間に5,000回の離着陸、80の航空会社が利用中し、文字通り地域のハブ空港。利用者は100カ国、年間6,000万人の乗客を捌く空港です。
2位の羽田空港
年間利用者は7,000万人を超え、国内線と国際線の双方を持ち、観光立国を推進する基幹的な空港ですね。JALやANAの運用を見ると、国際便の乗り継ぎハブとして使う傾向が強い。北米から羽田、羽田から札幌、と言った乗り継ぎ行程にすれば、札幌雪まつりから博多ドンタク祭りまで観光地へのアクセスが便利になるという算段です。
3位のドーハ・ハマド空港
中東地域は他国と比較して強いですね。
航空会社ランキングでも中東勢が強いですが、空港もランキング入りしてます。
7位に成田空港
日本で羽田空港に次いで忙しい空港。
羽田とは役割が異なり、国際線同士を繋ぐJALやANAのハブ空港となっています。
8位のセントレア空港
2014年に980万人の乗客があり、日本国内線の構成率が高い。国際線はバンコクやシンガポールは多く、長距離ではヘルシンキ、ホノルル、デトロイト路線もある。
総合11-20位
順位 | 空港 | 昨年順位 |
11 | Zurich | (10) |
12 | London Heathrow | (8) |
13 | Vancouver | (17) |
14 | Frankfurt | (12) |
15 | Helsinki-Vantaa | (20) |
16 | Vienna | (19) |
17 | Melbourne | (23) |
18 | Taiwan Taoyuan | (13) |
19 | Copenhagen | (15) |
20 | Paris CDG | (30) |
昨年との比較で順位を伸ばしているところを挙げます。
- ヘルシンキ・ヴァンター国際空港が20位から15位へ。
- ウィーン空港も19位から16位へ。
- メルボルン空港も23位から17位へ。
- シャルルドゴール空港は30位から20位へ。
細かい順位変動はある中で、4つの空港は大きく順位を上げています。
ビジネスや観光での移動手段として最も使われているのが空港なので、空港の印象を常に改善していくことは、往来者へ「また来たい」と思わせることに繋がります。
空港は外国人にとって最初に出会う玄関みたいなもの。空港での好印象は、観光立国、観光需要を伸ばしたいと考える世界の各国にとっても重要な要素なんです。
空港の順位が大きく動いているということは、各空港ともエリア内の設備や飲食店の改善に注力しているんだと思います。
少々意外だったのは、ロンドン・ヒースロー、台湾桃園。
何か失敗でもしたのかと思うほどのランクダウンです。
綺麗な空港ランキング
綺麗な空港ランキングです。
清潔感とかゴミが少ないといったそういう印象で投票されています。
日本の大型国際空港4拠点は昨年に引き続きTop10に全て入ってます!
1位 羽田空港
4位 成田空港
6位 セントレア空港
9位 関西国際空港
順位 | 空港 | 昨年順位 |
1 | Tokyo Haneda | (1) |
2 | Seoul Incheon | (4) |
3 | Singapore Changi | (3) |
4 | Tokyo Narita | (5) |
5 | Doha Hamad | (-) |
6 | Centrair Nagoya | (-) |
7 | Hong Kong | (7) |
8 | Zurich | (10) |
9 | Kansai | (9) |
10 | Munich | (-) |
乗客数別空港ランキング(7,000万人超)
年間利用者7,000万人超の空港に対象を限定したランキングです。
昨年に引き続き羽田空港が1位、2位は香港。3位は昨年から変わりアムステルダム。
いずれも乗客が死ぬほど多いことで有名な空港です。
これまでと変わった点は、8位にランクインした広州白雲国際空港です。
以前よりは綺麗になったけど、スペースが広すぎて間延びしたレイアウトにも見えます。
ピーク需要にあわせたのかもしれませんが、広いので休憩所を増やして欲しい空港でした。
順位 | 空港 | 昨年順位 |
1 | Tokyo Haneda | (1) |
2 | Hong Kong | (2) |
3 |
Amsterdam Shiphol |
(4) |
4 | London Heathrow | (3) |
5 | Frankfurt | (-) |
6 | Paris CDG | (6) |
7 | Dubai | (5) |
8 | Guangzhou Baiyun | (-) |
9 | Hartsfield-Jackson Atlanta | (-) |
10 | Dallas/Fort Worth | (-) |
乗客数別空港ランキング(6,000〜7,000万人)
空港関係者の忙しさを想像するだけで良いと思います。
順位 | 空港 | 昨年順位 |
1 | Singapore Changi | (1) |
2 | Incheon | (2) |
3 |
Madrid Barajas |
(-) |
4 | Jakarta Soekarno-Hatta | (6) |
5 | Denver | (4) |
乗客数別空港ランキング(5,000〜6,000万人)
成田空港は未だです。
順位 | 空港 | 昨年順位 |
1 | Toronto Pearson | (1) |
2 | Barcelona Josep Tarradellas Barcelona-EI Prat | (2) |
3 | San Francisco | (3) |
4 | Seattle-Tacoma | (-) |
5 | Shenzhen Baoyuan | (-) |
6 | Chengdu Shuangliu | (5) |
7 | Istanbul | (-) |
8 | Charlotte Douglas | (-) |
9 | Las Vegas McCarran | (-) |
10 | Orlando | (-) |
乗客数別空港ランキング(4,000〜5,000万人)
なんと、1位から7位まで昨年と同じ順位です。
その他気づいた点では、中国の上海虹橋、西安空港がランクインです。
虹橋空港にあまり良い印象はないのですが、改善されたということでしょうか?
順位 | 空港 | 昨年順位 |
1 | Munich | (1) |
2 | Tokyo Narita | (2) |
3 | Taiwan Taoyuan | (3) |
4 |
Shanghai Hongqjao |
(4) |
5 | Sydney | (5) |
6 | Houston George Bush | (6) |
7 | Xian Xianyang | (7) |
8 | Mumbai Chhatrapati Shivaji Maharaj | (-) |
9 | Rome Fiumicino | (-) |
10 | Moscow Sheremetyevo | (-) |
総評
今年は総合評価トップ10に4つの日本の空港が入りました。
日本の空港では、目的地空港で荷物を受け取るターンテーブルに、スーツケースの取っ手を外に向けて取りやすくする工夫をしています。そういう努力が評価されたんだと思います。
今後も、乗客から評価をもらい、空港同士のランキングをつけることで、より便利な空港、ホスピタリティを持つ空港に変えてゆくきっかけになれば良いと思うのです。
翌年度の評価を考えると、コロナ禍の影響を大きく受けているので、今後は衛生、防疫に関する対応力が旅行者の大きな関心事になると思います。
モノの受け渡しを最小限にする、換気効率を上げる、現金の受け渡しを極力少なくする、テーブルレイアウトを変更する、人が密集しそうな離陸情報を示すボードの設置数を増やすなど、色々考えられます。
旅行したいけど、命を賭けてまでは旅行したくないという人が殆どだと思います。
避けられるリスクはできる限り避けて旅行できるよう、空港だけでなく、旅行者本人もアルコールなどの消毒剤を用意するなど準備をしましょう!