ANAが、プレミアムエコノミークラスへの無料アップグレード予約キャンペーンを発表しました。
全ての国際線エコノミークラスを対象とした太っ腹な内容です。
実際に時刻表を見て、対象便か否かを確認して予約しましょう。
対象者 :2019年度のダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、ANA SFCメンバー。
搭乗期間:2019年10月1日(火)~2020年3月31日(火)
予約期間:2019年9月27日11:30(日本時間)から予約受付開始
対象便 :ANAグループの運行便、但しANA便名で他社が運行するコードシェア便は対象外
勿論、空席があればアップグレード、という不確実なところは致し方ありませんが、「全ての」エコノミークラスが対象になっているので、嬉しいキャンペーンです。
キャンペーンが出たら先ず時刻表を確認しよう
全ての国際線エコノミークラスをアップグレードと発表されています。
ところが、そもそもプレミアムエコノミー席の設定が無い路線もあるので注意が必要です。
乗客が多い、主要航路ならANAのビジネスクラス・プレミアムエコノミーのWebページを見ると、座席の設定があるかどうかは確認できますが、今回はコードシェア便を対象外にしているので、色々確認しないといけません。
なにやら面倒になりそうですが、簡単な方法があります。
ズバリ、時刻表を確認しましょう。
手っ取り早いです。
時刻表をダウンロードしましょう
ANAは2ヶ月毎に時刻表を更新していて、時刻表のページに上のような時刻表が載っています。
2019年9月1日〜2019年10月26日というPDFファイルがあるので、搭乗便が該当期間内であれば、時刻表を見るとプレミアムエコノミー席の有無を確認できます。
有り、となれば、電話してアップグレードの予約を進めましょう。
対象が一人ならWebでもできそうですが、詳しい手続きは後日掲載されるとのこと。
搭乗日が時刻表よりも期先の場合
時刻表の見方
時刻表は該当期間での運行予定表です。
さっそく、日本発→シンガポール着の路線を例に見ましょう。
時刻表の見方がわかると、韓国は自社運行便が少なく、コードシェア便が圧倒的に多いことや、中国なら北京などは自社便、それ以外はコードシェア便をメインにしていること等が読み取れて面白いですね(私だけ?)。
アップグレード対象からコードシェア便は除くという意味
日本からシンガポールへ行く便は、上から成田、羽田、関西、名古屋、福岡の5空港にあります。
たくさんあるように見えて、実はキャンペーンの対象は、4つの便しかありません。
上から、NH803便、NH801びん、NH843便、NH841便のみ。
時刻表のうち、水色で表示された4つの便はANAグループによる運行、それ以外の灰色の便はコードシェア便という意味です。
で、今回のプレミアムエコノミー席への無料アップグレードキャンペーンの対象は、ANAグループによる運行とされています。時刻表やキャンペーンのWebページを見ると「全てのエコノミークラス」と記載があるのでワクワクしますが、実は4便に過ぎません。
ついでですが、コードシェア便か否かは、便名の数字の桁数でも分かります。
自社運航の便名はNH***と3桁の数字に対し、コードシェア便はNH****と4桁の数字なんです。
自社運航のNH843便の場合
羽田空港から出るNH843便を例に時刻表を説明します。
時刻表を見ると、左から「NH843」と便名が表示され、続く藍色の「WiFi」は機内WiFiサービス(有料)の設定有り、「789」はボーイング789という機種、続く「CPY」が今回一番重要な情報で座席設定情報す。
「CPY」の表示は以下3種類の座席全て設定有りという意味です。
C:ビジネスクラス
P:プレミアムエコノミー
Y:エコノミー
ということで、NH843便に搭乗する人は、キャンペーンの対象者であると分かります。
運良く空きがあればアップグレードされるはずです。
ちなみに、時刻表で、CPYの更に右側に表示されているのは、毎日運航していること、出発地時刻、到着地時刻、飛行時間といった情報です。
コードシェア便のNH6253便の場合
一方、NH6253便の場合、便名のNH6253は灰色で表示されています。
これはコードシェア便という意味です。
続く「SQ」は運航会社の記号でシンガポール航空のこと。
ANA便として運行するのに、運行会社はANAでは無いということで、コードシェア便なんです。
続く「380」はエアバス社のA380という機種。
そして「CY」はC(ビジネスクラス)とY(エコノミークラス)の設定という意味。
ということで、NH6253の便に乗る場合は、プレミアムエコノミーの座席がありません。
残念ながら、無料アップグレードキャンペーンの対象になりません。
キャンペーンのページにも、コードシェア便は対象外と記載もあります。
他社運行便のためプレミアムエコノミー座席の設定が無いということで、アップグレード対象から外しているんです。
まとめ
このキャンペーンを見て、ワクワクしましたが、自社グループによる運行便のみです。
ということで、コードシェア便は対象外という点に注意しながら、キャンペーンを楽しみましょう。
キャンペーン対象便にするなら、NH***便(数字3桁)です!
欧米行きのような長距離路線だけでなく、中距離路線にもプレミアムエコノミー席はあるので、無料アップグレードを期待してエコノミークラスでチケットを取るのも一手。
一方、空きがあればアップグレードという不確実さを嫌うなら、ANAのビジネスクラス・プレミアムエコノミーのWebページで、プレミアムエコノミー席を予約してしまうのも一手です。
もし、ANAのWebで見つからなければ、H.I.S.グループのサプライスで検索してみましょう。
意外に手頃な価格で見つかるかも知れません。
正直な感想を言えば、欧米路線なら、最初からプレミアムエコノミー席を取った方が楽です。
眠らないと、現地に着いてから時差が辛いのですが、プレミアムエコノミー席なら眠り易いので、到着時に楽なんです。
時差ボケ対策
一方で、時差を克服する方法もあります。
個人差はありますが、私の経験では、この方法が一番時差を小さく出来ました。
欧米行きの長距離便の場合、東へ向かう場合は寝る、西へ向かうときは眠らずに過ごす方法です。
米国等東へ向かう場合は、食事もお酒も腹八分目にして直ぐに寝る方法は、日本から米国西海岸程度なら有効です。
例えば、17:00成田発、10:35サンノゼ着のNH172便。
日本を夕方に出発し、その後グッスリと眠れば、現地昼前に到着し、体内時計のズレを小さく出来ます。
但し、ニューヨークになると時差が大きく、むしろ欧州に近いので起きている方が良いです。
続いて、欧州等西へ向かう場合です。
眠っても1-2時間の仮眠に抑え、極力眠らずに機内を過ごしましょう。
例えば、11:35成田発、16:10ロンドン着のNH211便。
現地に到着したら夕方なのに、機内でぐっすり寝てしまうと体内時計は朝になってしまいます。
こうなると、現地で眠れなくて困るんです。
時刻表を読むと、この方法が有効と思って、実践してきましたが如何でしょう。
体力の個人差や、当日の疲労の蓄積度合いもあるので、実際に試す場合は、その時の体調と相談しながら試してください。
体調を崩して、せっかくの旅行が台無しになってはいけないので、呉々も無理はなさらずに。