海外のホテルで何かと苦労するのが無線LANの確保。
WiFiを使えても鬼のような値段だったり、プライバシーに不安があったり。
WiFiが以前より一般的になったので、多くの宿泊者が接続してスピードが遅いこともしばしば。
これ、全部私の不満でした。
ホテルに着いたら大活躍の小型無線LANルーター
安価な小型LANルーターを持ってゆきましょう。
ホテルの部屋毎にあるWiFiは渋滞する場合が多い
普通、ホテルにはWiFiがあります。
今は、スマホをWiFiに繋ぐのが一般的なので、WiFiがないと評判は良くないのです。
ところが、このWiFiは気をつけないといけません。
部屋毎に設置されるWiFiルーターが全部屋共通の機器に繋がっている場合は、みんなの接続先が特定のルーターへ集中するので、ルーダーとユーザーの間でネットが渋滞します。
外出中にGoogle Mapをオフラインで使うための事前ダウンロード
ホテルのWiFiへ接続し、Googleマップをオフライン用にダウンロードしておけば、外出先で通信料がかからずに地図アプリを使えるんです。この使い方が一番便利だし、安い!この方法をとる人は多いと思うのですが、ネットが渋滞すると気になるものです。
参考記事はこちら:便利なGoogleマップをオフラインで使おう
参考機種の例
PLANEX MZK-DP150N ホテルでWiFi(愛称:ちびファイ)はコンセントに繋ぐだけ。
簡単だし、ACアダプター要らずのコンパクト、WiFiの設定もスマホで出来るので便利。
重量は55g、サイズは30x55x45mm。軽く、小さいことは旅行時の優先事項。
Buffalo WMR-433W2-PR (トラベルルーター)
これも小さく軽い。重量僅か100g。
ネット渋滞を避けるには有線ケーブルをトラベルルーターへ繋いで使おう
一方、有線ケーブルでのネット接続先も併設されていることが多いですね。
上段写真のようにテーブルに用意されています。
WiFiがフロア毎に一台ルーターを設置するケースが多いのに対して、部屋毎に有線ケーブルが用意され、しかも利用者が少ないときてます。つまり、渋滞していない可能性が高いのです。
実際に海外旅行中に接続テストをすると、WiFiと比較して有線ケーブル経由の方が速かったですね。
リッツ・カールトン、マリオット、ウェスティン、ヒルトンなど主だったホテルでの結果です。
速い方の記録では、WiFiが250MBps程度なら、有線では700mbpsといったところでしょう。
遅い方では、WiFIが110MBpsに対して、有線は300MBps未満といったところ。
日本のネット環境は世界と比べても大変速い方ですが、海外のホテルでは1GBpsのスピードにはなかなか出会えません。上のスピードは上々ではないでしょうか。
とは言っても、有線とWiFiの根元の接続先が一緒なら、意味はないと思えますが、根元に繋げる時に全部屋の人が集中して接続するWiFiと、限られた人が接続する有線ケーブルのどちらが速いかは明らか。
海外旅行で快適なネット環境を欲する人こそ、有線ケーブルに繋ごう。
いや、本当ですよ。かなりの確率で快適なネット環境を得られます。
ちなみに、以前に使っていたのは同じ会社のPLANEX MZK-MF300N3。こちらはアダプターがいるのでちょっと荷物が増えます。たかが100g、されど100g。旅行時は荷物が少ないことは正義です。
重量は60g、サイズは75x23x60mm。
何れにせよ、小型軽量でバッテリー式ではないタイプです。
1日分の海外ローミング費用でルーターを買える
この無線LANルーターは要らないと言える人は、ソフトバンクでiPhoneやiPadを使うユーザー。
アメリカ国内ならiPhoneとiPadユーザーに限定して、通話とデータ通信が追加費用なしという大サービスがあるんです。
ということは、iPhone、iPad以外のスマホユーザーは、ソフトバンクであっても1日当たり最大2,980円の通信費用がかかるんです。
同様に、ドコモの場合、海外パケホーダイを使っても、一日あたり最大2,980円が請求されます。
海外ローミングは両社同額です。
ここで冷静に考えてみましょう。
両社のパケホーダイは一日最大2,980円。
これに対して、DP-150Nは2,600円程度です。
小型無線LANルーターの値段は2,600円程度なので、通信費用を考えるともとは取れます。
最初はおもちゃみたいに見えたPLANEX製品が頼もしく見えます。
パケ死するくらいなら、安い買い物です。
無線LANルーターには、色々な機種があるので、海外旅行前に一台用意しては如何でしょうか。