時間もお金もかける旅行だからこそ、どうせ行くなら良い旅行にしたいですよね。
良い旅行には、良い環境が必要とはいえ、一体全体どんな会社か分からないと、どの航空会社のチケットを取れば良いのかも判断出来ません。
ということで、2019年3月末に発表されたSKYTRAXによるランキングを見ましょう。
World’s Top 100 Airlines 2018 、ズバリな名前です。
1位はシンガポール航空、2位はカタール航空、3位は何とANAです(拍手〜!)
SKYTRAXによるベスト・エアラインをチェック
座席、食事、サービスの他評価の視点はたくさんあり、航空会社を総合点で採点した結果です。
1位はシンガポール航空(前年は2位)
2位はカタール航空(前年は1位)
3位は日本のANA(前年は3位)
4位はエミレーツ航空(前年も同位)
5位にエバー航空(前年は6位)
そして、JALは13位といった具合です。
ANAは横ばいながら3位を維持!
JALは13位、昨年の16位から上昇!
1〜10位
2018年の評価順位は左側、右側の数字は昨年の順位です。
10位以内にランクインした航空会社で、昨年と今年の違いは、二点。
タイ国際航空が10位に入り、エティハド航空が15位に落ちたこと。
タイ国際航空が頑張ってます!
タイ国GDPの1割は観光産業なので、観光客を運び込む航空会社は頑張ってます。
1
Singapore Airlines(Star)
2
Qatar Airways(One)
3
ANA All Nippon Airways(Star)
4
Emirates
5
EVA Air(Star)
6
Cathay Pacific Airways(One)
7
Lufthansa(Star)
8
Hainan Airlines
9
Garuda Indonesia(Sky)
10
Thai Airways(Star)
1位はシンガポール航空。
陸上スタッフによる受付からラウンジ、機内搭乗までの段取り、機内スタッフのホスピタリティや食事、機内設備の質、どれを取っても良いですね。実際にエコノミーもビジネスも乗りましたが、良好なサービスでした。昨年の2位から1位へ返り咲いたことよりも、昨年1位だったカタール航空 に乗りたくなりました。
2位はカタール航空。
同社はカタールの国営航空会社で、カタールのナショナル・フラッグ・キャリアです。何と2018年はビジネスクラスが世界1位の評価を獲得。特徴はコードシェアも含め150都市以上の国際的な目的地と繋がっている幅広いネットワークとサービスの充実度。上位ランクの常連です。
3位はANA。
極東アジア、東南アジア、インド、オーストラリアの他、欧州中央部、北米と路線を構築。他地域とは所属するスターアライアンス加盟企業とのコードシェア便による運行を基本とする。狭い日本ながら、ハブ空港を2つ運用している珍しい企業。成田空港は北米とアジアを結ぶ乗り継ぎハブ、羽田空港は海外路線と日本国内空港を結ぶ乗り継ぎハブとして運用することで激増中の需要へ対応する。
8位の海南航空には驚きました。
中国の航空会社で上位にランクし続けているところがあったんですね。
10位はタイ国際航空。
エコノミーもビジネスも乗り、納得感あります。シンガポール航空と大きな差がないのではないかと思うので、10位以内の企業は接戦と思うほど。敢えていえば、機内のエンタメくらいか。
11-20位
11
Qantas Airways(One)
12
Swiss International Air Lines(Star)
13
Japan Airlines(One)
14
China Southern Airlines
15
Etihad Airways
16
Austrian Airlines(Star)
17
Air New Zealand(Star)
18
Turkish Airlines(Star)
19
KLM Royal Dutch Airlines(Sky)
20
Hong Kong Airlines
11位のカンタス航空。
エコノミークラスの席が大きいことが特徴でしょう。と言っても日本人にとってはという意味です。機内サービス、食事、機内エンタメは乗客を驚かせるほどではないもののコンテンツを上手に取りまとめています。スタッフも統率が取れているようで安心感があります。
13位にJAL。
JAL>ANAの場面は、プレミアムエコノミーのみ。他はJAL<ANAの評価が多いですね。
JALのプレミアムエコノミーが人気なのは分かります。実際良いです。本当に。
でも、ビジネスクラスが10位にも入らないとは驚きです。
次項に載せますが、他社が強いようです。
14位は中国南方航空。
驚きました。中国の航空会社が20位以内にランクインです。Air Chinaに搭乗した際に衝撃を受けて以来、中国の主要航空会社は「そういうレベル」だと思ってました。でも、南方航空は違うんですね。国際線にチャンスあれば乗ってみようと思います。
因みに、中国東方航空は76位。
この記事には76位までは表示しませんが、興味ある方はWorld’s Top 100 Airlines 2018 をご覧ください。搭乗客数は多いのに低評価ということは、無理して乗る航空会社ではないようです。
ビジネスクラスのランキングトップ10
1
Qatar Airways
2
Singapore Airlines
3
ANA All Nippon Airways
4
Emirates
5
Etihad Airways
6
Qantas Airways
7
Cathay Pacific Airways
8
Lufthansa
9
Turkish Airlines
10
EVA Air
ビジネスクラス。
さすがに上位にランクインするLCCはありません。
1位はカタール航空。
搭乗したことありませんが、こちらのリンクでビジネスクラスの画像(リンク先はカタール航空web)が出てきます。何ですか、この空間は?!そりゃ1位になります。笑うしかありません。
2位はシンガポール航空。
こちらもカタール航空に負けじ劣らず。リンクで画像をご覧ください(リンク先はシンガポール航空web)。これも、ほぼ個室!睡眠も問題なく取れますよ、しかもゆったりと!
3位にANA。
カタール航空やシンガポール航空とは座席のデザインが角ばったもの。ほぼ個室であることは1位や2位と同じなのに、もう少し個室感が出ないのはデザインが影響していると思う。
1位から3位までの共通点は、小物置きも含めた個室空間と睡眠スペース、PCで作業できるデスクスペースをしっかり確保しているかで評価されるように思います。更に食事やエンタメ、これも重要ですが、この点はANAは全く劣らず。
ビジネスクラスは、航空券の金額が高いので、相応にハイレベルなサービスを求められますね。
プレミアムエコノミークラスのランキングトップ10
次はプレミアムエコノミー。
何と、ニュージーランド航空が1位!
エコノミークラスではカウチシートを打ち出す等新しい仕掛けをしています。
そのニュージーランド航空プレミアムエコノミー席の写真はこちら(リンクはニュージーランド航空のweb)。
席の大きさ、充実した食事、機内エンタメ、アメニティは申し分ありません。
座席はレザー製、座席の前後間隔はリクライニングなので104cm、左右間隔は49cm。
同じリクライニング式では、ANAが97cm(-7cm)、左右間隔は同じ49cm、ANAよりも前後が広いんです。更に、食事は10年前のビジネスクラスに相当するので驚きますよ。
ニュージーランド航空は、時々キャンペーンを展開するので、時期を調整して乗っては如何でしょう?季節が反対になるので衣服の準備は入念に!
JALは8位にランクイン!対してANAは11位。
JALがANAより上位である理由は、座席がシェル型、前後間隔が広い、モニターサイズが大きい、座席中央のシェードがあることと思われます。その点しか明確に違いを感じにくいのです。
プレミアムエコノミー席のJAL/ANA比較の記事はこちら。
1
Air New Zealand
2
Qantas Airways
3
Singapore Airlines
4
Lufthansa
5
Air France
6
Aeroflot
7
EVA Air
8
Japan Airlines
9
Virgin Australia
10
China Airlines
11
ANA All Nippon Airways
SKYTRAXランキングの使い方(プレミアムエコノミー席を買う価値があるか検証する)
7月5日に東京発、10日に東京着で値段を調べます。
1位になったプレミアムエコノミーと共にカッコ内はエコノミークラスとの差額です。
下の画像のように、両方の価格を同時にチェック出来るので便利です。
さて、結果ですが次のように出ました。
往路は111,170(47,500円)、復路は107,670円(47,500円)、合計218,840円(95,000円)。
プレミアムエコノミーのチケットへ投資する価値があるか考えましょう。
搭乗時間は12時間を超え、睡眠をとることからニーズはあります。
私の基準では、搭乗時間が6時間を超え、且つ、睡眠時間をとる場合はニーズありとしてます。
でも、ニーズはあってもお金を払う価値がある航空会社か否かを判断するにはどうしたら良いか?
往復で95,000円を払った乗客に対して、相応の価値を提供してくれるかどうか?
こういう予測できない時に、ランキング情報が参考になります。
ニュージーランド航空は、ランキング1位なので追加費用を払った搭乗客の期待に応えていると思われるので、投資する価値有りと考えます。
搭乗前では専用の「プレミアムチェックイン」でスムーズに手続きできます。
また、アメニティは歯ブラシ、アイマスクの他、Antipodesのリップバームなど一通り揃っていて安心します。
(注意)
- エコノミーとの差額は往復で95,000円ですが、差額は変動することに注意しましょう。
- 成田⇄オークランド⇄クライストチャーチの行程のうち、成田とオークランド間のみプレミアムエコノミー。他はエコノミー。しかも航空券は安いチケットから先に売れるので、調査した瞬間はこのチケットが最安値だったとご理解ください。
エコノミークラスのランキングトップ10
搭乗客数が最も多いエコノミークラスのランキングです。
エコノミークラスへの予算と時間の限度内で最大限のパフォーマンスを実感する航空会社が上位にいます。
シンガポール航空、ANA、キャセイパシフィック航空、JAL等上位企業同士は僅差で勝負がついたと思いますが、その中でも、世界2,036万人の乗客から集計した結果……..
1位はタイ国際航空!
タイ国際航空エコノミークラスの食事や座席はこんなイメージ(リンク先は同社web)。
座席の幅や前後間隔は標準だけど、食事はしっかり気合入ってます。
私の場合は、鶏肉と魚から選び、ほんの少しスパイシーな味付けのカリーがメイン。
他は前菜、サラダ、デザート。食後には紅茶、緑茶、コーヒーを選べたんです。
充実したメニュー構成、笑顔で対応するホスピタリティ豊かな機内スタッフ。
エコノミークラスでこの内容を体験できることに敬服します。
2位はシンガポール航空。
世界でハイレベルな航空会社として認められ、常に上位に位置しています。
食事も機内エンタメも、スタッフのホスピタリティも、機体も全てに渡り満足度高いですね。
中でも、機内エンタメは他社と比較にならない充実度だと思います。
最近配給が始まったばかりの映画は、一本ではなく複数用意され、長時間登場しても飽きさせません。
3位はカタール航空。
4位はエミレーツ航空。
5位はANA。
10位にJAL。
ANAもJALもトップクラスと思ってましたが、更に上がいたことに驚きました。
世界は広い。
1
Thai Airways
2
Singapore Airlines
3
Qatar Airways
4
Emirates
5
ANA All Nippon Airways
6
Cathay Pacific Airways
7
Garuda Indonesia
8
EVA Air
9
Lufthansa
10
Japan Airlines
最後に
ランキング結果を見て如何でしょうか?
いつも搭乗している航空会社が何位なのか気になりますよね?
ANAやJAL、シンガポール航空はランクに差がありますが、致命的な差は無いと思います。
人によって何を優先するか選択はあっても、深刻に劣る点は無いという意味です。
このランキングを調べるきっかけは、Air Chinaへの搭乗です。
私が搭乗した際の印象と、他の皆さんの印象は違うだろうかと思い、調べ始めたことがきっかけです。
SKYTRAXによれば、今回のランキングでは搭乗客2,036万人から投票を集計した結果と記載があり、母数は十分あります。そして、総合ランキングを確認するとAir Chinaは93位。
うーん、私と同じ印象を持つ人が多かったようで、安心しました。
これで眠れます(笑。