いよいよ復路も関空着の最終便。
今回もアシアナ航空のビジネスクラスに乗ります。
仁川での乗り継ぎが忙しかったけど、何とか乗れて良かった!
OZ752便:シンガポール23:10→仁川06:35
OZ112便:仁川08:05→大阪09:40 (この記事の便)
上の写真をご覧ください。
今回は現在の時流に沿った新型機体です!
中央にディスプレイ、下にはフルフラット時に備えたフットスペース、左側には仕切り壁に埋め込んだプレートがあって手前に倒せばテーブルになります。これを待っていたんですよ!
特徴はディスプレイが大きいこと、フットスペースが広く長いこと、テーブルの展開が楽なことでしょう。
まず、ディスプレイですが横幅は40cmほどはあろうかという巨大ディスプレイ。
映画鑑賞が楽しみです。
今回の機体は A350-900
A350-900は、2015年1月からドイツで就航開始した新機体。
A350-900の特徴は、省エネを実現する新型エンジン、更に軽量素材を使って客室隔壁の薄型化も実現。
これにより、客室スペースが以前より増えたのに省エネも実現という当時は次世代機だったんですね。
直前まで乗っていた旧世代のA330-300とは全く違います。
ディスプレイはくっきり
下の写真では伝わりきらないと思いますが、綺麗に映像を表示する画面でした。
素晴らしい。
映画を見ていても違和感がないんですよ。
最近の家庭用テレビは高画素数なので、飛行機に乗ったら粗い映像を見たという経験があると思います。
でも、この機体ならそんな違和感は一切ありません。
テーブルの使い方
上の写真と下の写真をご覧ください。
プラスチック聖のロックを外してテーブル板を手前に倒して使います。
テーブルの横幅は大きく、シート幅一杯に広がりますよ。
また、肘掛に収納せず、シート前方から手前に倒す方式なので、テーブルスペースにはノートPCを載せてもゆとりがあります。
下の写真は、テーブルを展開した時の様子です。
食事の際は、スタッフがクロスをかけてくれます。
これだけ大きくて、しかも頑丈なので、パソコンで報告書を作る時もぐらつかず安心です。
中央通路側に大きなサイドテーブル
ビジネスクラスは左右に1:2:1席の配置で、私の席は機体中央の左側です。
通常なら肘掛に相当する左側に、下の写真のような大きなテーブルがあります。
リーフレット、ヘッドフォン(ノイズキャンセリング無し)、読書灯、USB接続口が2つ。
ウェルカムドリンクのグラスを置くにも十分すぎるスペースがありますし、不自由しません。
読書灯の下にヘッドフォン用のジャックがありますが、航空機専用の2口ジャックです。
ということで、この機体もウォークマンを使ったノイズキャンセリングヘッドフォンが使えないことは不満。3.5mmのジャックにしてほしい。
エンタメのコントローラーはゲーム機?
下の写真の中で、テーブル側面をご覧ください。
側面にシートポジションチェンジャーのボタンが多数ありますね。
A330-300の機体と比べると、スッキリして見やすいですね。
さらに、手に持っている機械にもご注目ください。
これは、エンタメ専用のコントローラーなんです。
見た目は PSPなので、第一印象は驚いたものです。
タッチパネルになっていて、画面はサクサク動き、快適です。
朝食のメニュー
下の写真がメニューです。
前菜はサラミハムのある野菜。
メインは牛ヒレ肉ステーキ、或いはシーフード料理から選べます。
デザートにブルーベリーチーズケーキ、そしてコーヒーか紅茶といった次第。
お酒がなかなか良いのです。
シャンパン Champagne Drappier Carte D'or Brut
白ワイン Chateau Les Rosiers 2016
赤ワイン Chemin de Papes Cotes du Rhone 216,2017
特にシャンパン!
一杯だけ飲むなら断然シャンパンをお勧めします。
ドラピエ シャンパーニュ カルト ドール ブリュット
このシャンパン、迷わず一本飲んでください。
375mlで3,500円はしますが香りよく美味しく頂けます。
ナチュラル派のカテゴリでは代表格の一本です。
飲んだらわかる澄んだ味覚、そして、果実味が味わえるシャンパンです。
なかな美味しかった、いや、かなり美味しかった!
ビーフステーキと一緒に飲みましたが、なぜか合います。
お肉に負けません。
シャトー レ ロジエ
名前がややキザな感じです。ロジエはバラの意味です。
白ワインですがバラという名前だけあって芳香さを売りにした銘柄。
これも飲みたかったけど、さすがに朝酒になるので自主規制。
帰国後飲んでみると、日本円で2千円を切るお値段でしたが、香りを楽しめるので満足感ありました。グラスに近づいただけで、このお値段の香りとは思えない、心地良い香りを楽しめます。
シュマン・デ・パープ コート・デュ・ローヌ ルージュ
日本で販売していないのか見つからず。残念。
甘味、酸味、渋みとも強めの赤ワインで、香りがスパイシーと言われます。。
興味はあったけど、シャンパンの次に飲むのも気が引けて。。。だって朝です。
メイン料理は牛ヒレ肉のステーキ
朝から異様に豪華です。
左上から右に向かって、サラミ添えのサラダ、ブルーベリーのチーズケーキ。
中段はバター、小さなボトルはオリーブオイル。
最後にヒレ肉、マッシュポテト、グリルドトマト、アスパラガス、ブロッコリーですね。
今度は下の写真をご覧ください。
ステーキの拡大写真です。
お肉はキッチンで焼いたレアステーキを機内レンジで加熱した感じです。
お肉は柔らかく、赤身なのに熟成肉のようなステーキです。
こういうステーキもありですね。だって機内ですし。
これはテーブルにあったオリーブオイル。
エコノミークラスでは見たことなかったけど、ビジネスクラスならでは!
別のメインはシーフード料理
エビは大きいのですが、旨味が弱く、いまひとつ。
美味しいのですが、もう少しパンチが効いた美味しさがあれば良かった。
例えば、赤いソースにもっとコク味があれば印象は良くなるはずです。
現在のメニューの中から選ぶなら、ステーキとパンがお勧めです。
パンは美味しい
シーフードがいまひとつだったのに対して、パンはとっても美味しい。
バゲットはガーリックトーストにされ、丸いパンは噛み応えのある食事用パンです。
パンはスタッフから5種類ほどの中から選ぶのですが、両方とも美味しかった!
こういうパンを日本で買うと、小麦粉が違うし、過剰発酵もさせていないから高めのお値段になるかも?とか考えながら食べました。
本当にうまいです。
総評
帰路を振り返ると、チャンギ空港発仁川空港着の機体はA330-300。
その機体は深夜発、早朝着の便で乗客は(どうせ)寝るんだからエンタメは不要といった雰囲気。
一方、今回搭乗した仁川空港発関西空港着の機体はA330-900。
この機体は新型機体なので、ディスプレイ、シートポジション、テーブル、エンタメは快適でした。
また、電源も充実しているので、やっぱり機体は新しい方が快適です。
アシアナ航空は、今後機体更新を順次進める予定です。
現在の機内サービスの良さを考えたら、もう一度乗りたい航空会社です。