上の写真はハノイの夜。
メインストリートの様子です。
この角度で見ると、シンガポールのオーチャードストリートに見えるかもしれませんがハノイです。
ハノイのメインストリート
暑い日中と打って変わって、家族ずれや男女二人組が増えています。
仕事を終えた人が思い思いの時間を過ごしている幸せな時間の一部。
昼間の暑さとは違い、暑いけれど暑苦しい訳ではなく、会話や食事を楽しめるほどの気温に落ち着いています。この写真だけ見ると、円で絵画のような世界。
酔っ払いはいなかったし、落ち着いた雰囲気。こういうの好きです。
ホーチミン廊
さて、今度はガラリと変わり、ハノイ観光の際に集めたスナップ写真に移ります。
先ずは、ホーチミン廊。
遺体とはいえホーチミンに会える現地では有名な観光名所。
何と言っても、世界で唯一、アメリカに戦勝し、勝利をリードした本人。
ベトナム戦争という米ソの代理戦争の結果、自国を戦場にしましたが、大国アメリカに勝利し、その後ベトナム統一を果たした。
いまだに南北分かれている韓国と違うことは、ベトナム人の誇りでしょう。
実際、廊に入ると冷暗所。
暗く、光の入らない場所なので、観光客が大勢いなければ怖くて入れないかも。
ここでは注意点が!
ホーチミン廊へ入る入口は二個所ありますが、遺体に会う人の行列は一箇所です。
タクシーでホーチミン廊へ向かう時は、ホーチミンに会える入口へ!とか言わないと別のゲートへ車をつける人がいるかもしれません。
もう一つは、朝早く行きましょう。
行列が長いので、待ち時間1時間、見学1分とか言われることもあります。実際のところ、そうかもしれません。館内は私語厳禁、写真撮影禁止、立ち止まることも禁止、なので、本当に足早に遺体付近を歩き去るようになります。
会えるのは僅か1分なのに、二時間も待っていては時間が勿体無いので、朝早く並ぶのが良いと思います。
タンロン遺跡(ハノイ城跡)
2010年に世界遺産に登録されたタンロン移籍は、ホーチミン廊から徒歩300メートルほどの距離。
11〜19世紀に栄えたベトナム王朝の城跡で、発掘調査が終わった箇所が公開されています。
城のデザインは日本とは違いますね。
長方形に加工した石を積み上げて城壁や壁を作っています。
写真で見ると四人分の高さはあろうかと思います。
タンロン遺跡入り口にある看板はベトナム語の他に英語でも表示されています。
看板で、上から3番めの「The revolutionary relic D67」は革命の遺跡を意味しますが、北ベトナム軍の作戦司令部跡地です。
ホーチミン廊の近くにある地下階段を発見。
怪しいホコラは、ドラクエであれば先ず立ち寄る場所でしょう。
ということで近づいて見ると、なんと地下基地跡。
ベトナム戦争当時の司令部があったようで、今はコンクリートで封鎖してます。
でも中の様子は見えます。そうです。「D67」革命の遺跡があります。
それがこの写真。
封鎖されていない観光ルートがあるので、地下へ降りられます。
地下三階に相当する長い階段を下ります。
ベトナム戦争当時の脅威といえば、原子爆弾。
アメリカが原子爆弾を使う可能性があるので、地下三階に設けたと言われます。
通信機器と証明、バッテリー、打合せ用の机が沢山有り、なんともリアル。
白熱灯が三箇所で点灯している様子も当時を想像させ、何やら緊張します。
竜の石像と思われるものが階段の両橋と中央にあり、迫力があります。
階段の先は進入禁止の表示あり、赤いテープの奥は宮殿があるようです。
この建物に限りませんが、コンクリートと石で出来たものが多いですね。
赤いテープの奥はこちら!
確かに宮殿と思しき、素敵な建物ですね。
これは城壁からの眺めです。
サッカー場くらいは余裕にある芝生。
なぜ、こんなスペースがあるのかは分かりませんが、城跡時代の名残り?
城壁の上にある建物。監視所でしょうか。
コンクリートが多用されてますね。
城壁から地上を見た写真。
城壁にある通路は決して幅広ではなく、敵の襲撃があっても侵入する人数を制限するために幅を狭くしているんです。
こうすると、入り口の左右に門番をおき、また内部にも門番をおけば、入口と出口を抑え一網打尽に出来るという構造です。
別の城壁ですが、壁面の様子です。
長方形に整形したものを、コンクリートで固めるような工法です。
城壁の上からの撮影。
屋根はコンクリート?石か?
日本のようなセラミックではないですね。
城跡内の廊です。
日光が当たらないので、快適です。
右側はアオザイを着た女性たち。
みんな同じアオザイなので、体育の授業中のジャージに相当する?
緑の中に「J」を形取ったものがありますね。
よく見るとベトナム国土の形です。
ハノイ市街地で夕食は野菜たっぷり
ここはホアンキエム湖畔にあるレストラン。
Ding Lang Thuy Ta ディンラン テュイータ。
Google mapでは違う名前が出て着ますが、この場所で す。
予約してなかったので、空いているお店を探すこと10分程度でこの店へ。
入口が少し豪華なこと、そして何より時間が16:30ということもあって、この時間に満席はないだろうとサバを読んで大当たり。
ご覧くだされ。
野菜をたっぷり取れます。
焼き飯も美味しいし、錦糸卵のような装飾もあり、野菜は油通しをしているようなシャキシャキ感があります。
テーブルに用意された食器も綺麗。
バッチャン村の焼き物のように見えます。
手のこんだ模様のついた食器達でテーブルに着いただけで楽しい。
焼き飯。
普通に食べられる美味しさ。
人参のカットは独特。この皿を見ているだけで楽しいです。
敢えて言うなら、もっとパクチーがあればなお嬉しい。
BIA HA NOI。BEER HANOI。ハノイビールです。
暑い国のビールなので、軽いビールが美味しいですね。
日本のエビスビールのようなボディ感のあるビールと違い、あっさり、すっきりと飲める軽いビール。
バドワイザーのような軽さといえば通じますか?
ベトナムも暑い国。世界のトレンドと同じく、軽めのビールでした。
八宝菜に似た野菜炒めと言ったら良いでしょう。
オイスターソースのような色合いのソースを使って餡掛けにした野菜炒め。
旅行中は野菜不足になりがちです。
かといって生の野菜を食べるのも避けたいので、加熱した野菜炒めを食べました。
日本以外の国では、加熱した食事を取ることは衛生の面で重要です。
写真の右上にボケて見えるのは、ビールのつまみに出してくれた落花生。
中華料理と同じノリ。
シーフード炒めを頼んだつもりが、さっきの八宝菜に似た野菜炒め。
オーダーが重複したか?と思ったら、エビや白身魚が入っていて安心。
野菜炒めとあまり代わり映えがないけど、美味しい。
野菜炒めと見た目は同じですが、キクラゲが入っていたりと美味しかった。
このメニューはビールのアテ、ご飯のおかずに丁度いい。
夜のハノイ市街地はバイクの天下
ハノイの湖近くの繁華街。その中にある交差点で撮った一枚です。
交差点の角にある食料品店には人がたくさん集まって話をしていて、時々買い物をする。
そんな光景があちこちにありました。
ハノイでも交通の主役はバイク。スクーターですね。
通勤、タクシーなど様々な移動手段として自動車よりも主役ではないかと思います。
自動車の値段の高さと、国内給与水準を見ると、自動車は大衆が買えるようなものではなく、もっぱらバイクが主役です。
若い人も働き盛りの中年層もバイクに乗る人が多かった。
左側の人たちは座りながら夕食をとっています。
バイクでお店に来て家族で食べているんです。
街の灯りは決して明るいとはいえませんが、みんなの表情は明るい。
本当は必死に生きているのかもしれませんが、家族みんなで食べる夕食は美味しそうに見えます。こういうことは幸福度数に影響を与えると思うのですが、そんなことを考えていると、ベトナムの幸福度数は世界でも2番目に高いという記事がありました。
若い人が多く、必死に働けば働くほど、毎年すこしずつ暮し向きが良くなる実感があるのかもしれません。或いは、若い人が多い国家だからこその特徴なのか?真実は分かりませんが、表情をみる限り、貪欲さと明るさが共存した表情を感じます。
ベトナムが経済発展を遂げると、こういった風景はどうなるのでしょう。
残るかな?残らないだろうなー。
これもまたメインストリートにある交差点を行き交う自転車とバイク、そして自動車です。
バイクは速度が速く動くのに対して、自動車の速度が遅いのです。
渋滞は不可避と考えると、自動車よりバイクの方が通勤は容易です。
こういう光景を見ると、バイクが便利というのもうなづけます。
バッチャン村の焼き物
これは、ハロン湾ツアーの際、ハノイから移動途中に休憩がてら立ち寄った焼き物のお店。
素朴なデザインですがハンドメイドですね。
村を挙げた産業が焼き物。
釉薬を塗ってカラフルにしたり、素焼きの鉢植えのようなもの、レンゲやスプーンといった食器もあります。
これからハロン湾へ移動する長旅を考えると、たくさんは変えませんが、割れなさそうな食器を少々買いました。
デザインに凝ったものもありますが、日本食の場合、素材を簡潔に盛り付ける場合が多いので、派手なデザインが内側にあるのは不向きかなー。
盛り付けを考えなければ、何個か買ってみたいのですが見送りました。
お椀だけでなく、小鉢のような使い方もできそうなものもあります。
焼き魚とかお新香などにも使えそうです。
てるてる坊主。
ベトナムにもてるてる坊主があるのでしょうか?
それとも風鈴?下に糸が降りているので、まさかの呼び鈴?
こういう可愛らしいものもあるというご紹介です。
サッポロビールの存在感
日本ではビールのシェアが高くはないサッポロビールは、ベトナムでは唯一日本のビールとして進出しているようです。
ベトナムの国旗は赤地に黄色の星。サッポロビールも黄色の星。
星が共通しているのか、スーパーマーケットや売店をみると、売られていますね。
正月や祝日のお祝いにも買われているようです。
プレミアムビールとして高めの価格でしたが、日本の黒ラベルのような味でした。
軽めのビールの方が売れるとは思うけど、わざわざハノイビールと同じ味で勝負する必要もない。
日本という先進国生まれの高級ビールとして販売しているのだろうと思いました。
最後に
ベトナムは活気のある国ですね。
ベトナム戦争の時代に亡くなった方が多いため、現在は若年層の方が多い状態。
日本とは真逆なので、あと10年も経たないうちに、若年層が家族を持つと国内需要が急激に増え、GDPも増えるのではないでしょうか。
そのために今の人は精一杯頑張っているようにも見えます。
頑張れ!ベトナム!