作成日:2018/10/19
更新日:2021/04/03
ラウンジに入る3つの条件や方法を纏めました。
運営会社が航空会社か否かで、ラウンジの種類と入室条件が違うことをご紹介します。
最近のトピックスはANA Lounge。
2021年4月以降、成田空港と羽田空港に限りPriorityPassを使って入れるようになりましたので、結果としてクレジットカード「楽天プレミアム」の魅力が強化されました。会員に追加費用無しで発行されるプライオリティ・パスを使うと、ANA Loungeに入れるようになりました。
当然ですが、とても便利な位置にあるラウンジはプライオリティ・パス会員に解放せず、スターアライアンス上級会員のみです。
その他、ANAの上級会員SFCメンバーにある、ANA以外(マカオ航空)搭乗時の特典(ラウンジ利用)も纏めているのでご覧ください。
目次
- 結論
- イントロダクション
- ラウンジに入るための3つの条件
- ラウンジに入れる航空券を買う
- 航空会社の上級会員になる
-
- SFCメンバーになるためにプラチナメンバー資格
- プラチナメンバーになったらSFCメンバーになる手続きを進めよう
- ANA JCBを選ぶ理由は他にはない充実した保険
- SFC会員にはマカオ空港でラウンジを使える特典あり
- クレジットカードの会員になる
-
- クレジットカードの会員としてラウンジを使う場合
- ダイナースクラブの使い勝手は化け物
- JCBゴールド・ザ・プレミアもハイパフォーマンス
- 楽天プレミアムカードでプライオリティ・パスの会員になる
- JCBプラチナカードの会員になる
- イオンカードに入会後、100万円使いゴールドカードを持つ
- まとめ(楽天プレミアムカードがお得)
-
- プライオリティ・パスに関する注意事項
- ラウンジでの読み物
- FAQ:やっぱり制限エリア内のラウンジが便利
- FAQ:ANAも同伴者をラウンジへ入れる条件は?
- FAQ:JALのシンガポールでのラウンジ運用と同伴者基準
航空会社の上級会員でないけどラウンジを使いたい場合は、楽天プレミアムカードを発行しましょう!理由は以下3点です。
- 世界中をカバーするラウンジを手っ取り早く使える
- 楽天ポイントも貯まるので便利
- なんとANAの成田/羽田のラウンジを使える
2021年4月からANAラウンジもプライオリティ・パスで使えるので、ラウンジに限定すれば、恐らく最強且つ最安のクレジットカードではないでしょうか。
年会費こそ1万円必要ですが、追加費用無しで貰えるプライオリティパスを使えば、ラウンジを使い放題出来るので、他と比べて圧倒的にお得です。
特にお勧めしたい人は、LCC等ラウンジの無い航空会社で旅をするかたですね。
イントロダクション
搭乗口付近の便利なラウンジで、搭乗開始まで休憩するだけでゴージャスな気分を味わえますし、早めに空港へ着いても手持ち無沙汰になることもありません。
航空連合の上級会員
航空連合(スターアライアンス、ワンワールド、スカイチーム)では、各連合のうち1社の上級会員になると、同じ連合に所属する航空会社に搭乗する時も上級会員扱いのサービスを受けられます。
これが、航空機に乗るなら1社に絞って乗ってマイルを貯めた方が良いと言われる理由です。そうは言っても1社に絞ったところで十分なマイルが貯まらない人も使える方法を後段で紹介致します(楽天プレミアムカードのことです)。
例外
一方、航空連合に属さないマカオ航空のような会社もあります。
利用者が多い会社と思うので、一例として、その場合でも使えるラウンジをこの記事で紹介致します。
ラウンジに入るための3つの条件
ラウンジに入るには、次の条件の一つで良いので満たす必要があります。
- ラウンジに入れる航空券を買う
- 航空会社の上級会員になる(マカオ航空利用時は例外特典も)
- クレジットカード会員になる
以下上記3つの条件を説明します(ANA公式は1と2を説明)。
ラウンジに入れる航空券を買う
安価なエコノミークラスのチケットではラウンジに入れません。
チケット区分で言えば、プレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスといった価格の高い航空券を買えばラウンジを使えます。
JALならサクララウンジ、ANAならANA Loungeに入れます。
但し、航空券はその時々の市場価格で決まるため、エコノミークラスと比べた価格差は一律ではありません。
また、JALに乗るからJALのラウンジに入れるかと言えば、必ずしもそうではありません。国際便であれば、JAL或いはJALが加盟する航空連合に加盟する他社が運営するラウンジに案内されることがあります。
因みに、ファーストクラスは同クラス搭乗者に限った専用ラウンジに案内されます。
お高い座席は、それなりのおもてなしを受けるというわけです。
ANAを例に説明します。
ANAの上級会員の一つである、スーパーフライヤーカード(SFC)のメンバーになると、航空券がエコノミークラスであってもラウンジを使えます。
JALも上級会員の制度があって、マイルを貯めたらJALカードを発行してJGC(ANAの場合はSFC)メンバーになるという仕組みがあります。
SFCメンバーになるためにプラチナメンバー資格
SFCメンバーになるには、ANAのプラチナメンバーになることが条件です。
そのためには、航空会社が定めた1〜12月の間には50,000ポイント以上を要します。
このポイントはマイル(距離)と違い、飛行距離にそのまま連動する訳ではありません。
必要な搭乗実績をシミュレーションするツールがANAから用意されているので確認しましょう。
国内線なら、大阪/羽田間なら片道960ポイントなので53回(年間)、往復26.5回でプラチナメンバーになれます。
半分以上をANA以外の提携航空会社にしても良いのですが、道のりは長いです。
国際線だと成田・ニューヨーク間をエコノミーなら10回以上は乗らないといけません。
つまり、毎年一回程度の旅行ではプラチナメンバーになるのは難しいのが実態です。
プラチナメンバーになったらSFCメンバーになる手続きを進めよう
目出たくプラチナメンバーになったら、会員資格をもった一年の間に、クレジット機能のついたANA SFCカード(例:ANA JCBカード、ANA VISAカード)を作ると、SFC会員になれます。
これで、クレジットカードの会員を続ける限り上級会員ステータスを継続できます。
有効期限は意外に忘れ易いので、プラチナメンバーになったら、直ぐにANAクレジットカードを作りましょう(一年などあっという間です)。
SFCは、ANAの上級会員であると同時に、ANAが加盟するスターアライアンスのゴールドメンバーにもなります。従い、ANAだけでなくスターアライアンス加盟航空会社へ搭乗の際も特典を使えます。だから多くの人が上級会員を目指すんです。
下のイメージをご覧ください。
ANA JCBカードを発行すると、カード券面左上に「Super Flyers Card」と表示され、会員証になります。
更に、スターアライアンスのロゴへ「GOLD」の文字も併記され、上級会員であることが海外航空会社スタッフにもわかるようになります。
ANA JCBゴールドは保険が充実
ANA-JCBカードの魅力は、マイル還元率ではなく旅行保険最大保証が1億円なこと。
VISAは5,000万円なので、最大の保険額を得られるJCBを選んだ次第です。
因みに、JCBプラチナカードも保険額は1億円。
このカードの色はゴールドだけど、プラチナと同じ安心感を欲しくてJCBを選んでます。
詳しくは、このリンク先で、最新の説明を改めてご確認ください。
SFC会員の主な特典
SFC会員の主な特典は以下4種類です(ANA公式の説明はこちら)。
- ビジネスクラスのカウンターでチェックイン出来るのでスムーズ。
- 機内預けの荷物に優先タグ「Priority Tag」が付き、現地到着後に早々に荷物を回収出来る。
- 搭乗前に航空会社のラウンジを使える(搭乗ゲート近くなので便利)。
- 専用サービスデスクがある(専用のコールセンター。但し、かなり待ちます)。
SFC会員にはマカオ空港でラウンジを使える特典あり
更に嬉しい追加特典もあります。
ANA SFC会員はスターアライアンス加盟企業ではないマカオ航空に搭乗してもラウンジを使えます(マカオ航空のラウンジ説明欄(http://webmail.airmacau.jp/lounge/)。
マカオ航空便だからANAやスターアライアンスの特典を使えないと思っていたら、Webサイトの下段に、ANAのSFC会員なら無料で使えるという一行の但し書きがあります。
早速マカオ空港で使ったラウンジ「Plaza Premium Lounge」は、確かにANAのSFC会員は無料で使えました。1時間の休憩とはいえ朝食も休息も取れたので有り難いサービスです。
このラウンジを使った時の記事がこちら。
このように他社の上級会員を対象にした特典もあるので、どこか1社で良いので上級会員になっておくと便利です。
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ここまで、上級会員でないとラウンジを使えないことを説明しました。
続いて、航空会社の上級会員でなくとも、特別なクレジットカードについてくるPriority Pass を持てば無料でラウンジを使える場合をご説明します。
カード会員とは言っても二種類あり、クレジットカードの会員になる方法とPriority Pass(ラウンジメンバー)会員になる方法があります。
クレジットカードの会員としてラウンジを使う場合
国内外ほぼ全てのクレジットカードブランドが、ゴールドカード会員特典としています。
羽田空港のラウンジはこちらにある通り、使い方は、当日搭乗券とカードを提示するだけ。
但し、航空会社のラウンジのように制限エリア内(搭乗口近く)にはありません。
無料のWiFiを使えることは嬉しい点ですが、航空会社のラウンジと比べると、飲食品の品揃えは少なく、魅力を感じにくいかも知れません。
ダイナースクラブの使い勝手は化け物
ダイナースクラブは他と比べると化け物です。
標準でPriority Passとほぼ同等のサービスネットワークがあります。
ダイナースで利用できるラウンジの検索はこちら!かなり便利ですよ。
いずれもカード会員本人無料、家族カードの保有者も無料。
但し、同伴者は有料です。
以下はダイナースの会員がどれほど便利かを代表例で調べたものです。
高い会費は伊達ではありません!
マカオ空港のラウンジを使う場合は、
- Plaza Premium Lounge。
- 本人は無料(制限エリア内にあるので便利)。
- 家族カードを持つ家族は無料。但し、家族カードが無い場合は28米ドルを払う。
- 2歳未満は無料。
シンガポール空港の場合も制限エリア内にあるので便利。
- ターミナル1から3まで合計10のラウンジ。
- Plaza Premium Loungeも含めて本人無料。
- 家族カードを持つ家族も無料。家族カードが無い場合は50シンガポールドル、或いは28米ドル、或いは36米ドルを払う。ラウンジ毎に利用料は異なるのでご注意を。
- 2歳未満は無料。
ドイツのフランクフルト空港
- Sky Loungeは制限エリア内なのでおすすめ。
- 合計4つのラウンジ。
- 制限エリア内にある便利なラウンジは3箇所、1箇所はセキュリティチェック前にあるので注意。
- 家族カードを持つ家族は無料。2歳未満は無料。
プライオリティ・パスと同等の特典をもつダイナースカードに加入する時は、ハピタス経由がお得です。
入会時のボーナスポイントを楽天やアマゾンのショッピング等に使えます。
JCBゴールド・ザ・プレミアもハイパフォーマンス
JCBゴールドカードで利用実績を作った方が招待されるカード。
このゴールドはプレミアムなので海外ブランドと渡り合えます。
なんと、プライオリティ・パスが無料でついてきます。
プレミアムなカードなので利用実績が重要視され、年間利用金額が連続して2年間100万円以上を続けると、翌年2月に招待状がくるというカード。
例えば、2020年2月の招待は「2017/12/16~2018/12/15」と「2018/12/16~2019/12/15」の期間の利用分が対象になります。各年100万円以上のクリアが条件です。
年会費は、ゴールド会員11,000円へ、ザ・プレミアのオプションサービス費用5,500円を加算した16,500円。しかも、家族会員は1名は無料。
しかも、年間100万円(税込)以上のショッピング利用でサービス年会費5,500円(税込)が無料になるということなので、100万円以上使えば、年会費11,000円でプライオリティ・パスが無料でついてくるんです。
実績作りに二年間必要ですが、JCBゴールドカード会員を超えたザ・プレミア会員になるとサービスが格段に充実します。
楽天プレミアムカードでプライオリティ・パスの会員になる
クレジットカードは使わない人はプライオリティパスの有償会員になれば、会員は国内外1,300カ所を超えるラウンジを使えます。マカオ空港の場合は、会員は Plaza Premium Lounge に無料で入れます。
以下三種類のプランに応じて年会費と利用料が異なり、同伴者は27米ドル必要です。
・スタンダード:年会費 99米ドル。ラウンジ1回27米ドル。
・スタンダード・プラス:年会費249米ドル。ラウンジ10回まで無料、11回目から27米ドル。
・プレステージ:年会費399米ドル。ラウンジ利用料は無料。
ラウンジの無いLCCを多用する人には相性の良いカードです。
そんな便利なプライオリティ・パスを年会費を払わず会員になれる場合があります。
それが楽天プレミアムカードです。
プライオリティ・パスの最高プラン「プレステージプラン」へ無料で申し込めます。
楽天プレミアムカードの会員になったら、プライオリティ・パス発行手続きを進めることで、無料でプレステージプランの会員になれます。
但し、自動で発行されないので、楽天e-NAVIからの申し込み手続きを進めましょう。
申し込み後、おおよそ2週間程度で簡易書留にて届けられると言った具合です。
本来なら年会費4万円超を払うのに、追加費用なしで会員になれます。
これ以上ない破格の特典です。
JCBプラチナカードの会員になる
JCBプラチナもプライオリティ・パスが付いてきます。
JCBゴールドの利用実績が充実していたら審査は通り易いと言われますが、この分野に絶対はありません。ゴールドで使用実績を作ってから申し込むのが一番です。
このカードのメリットは、プラチナの名の通り、コンシェルジェを使える他、プライオリティ・パスを追加費用なく使えること。しかも、JCBなので、国内の主要観光地の近くにラウンジがあったりするので便利です。
サービスは充実しているのに、年会費が25,000円と破格なことも嬉しい。
楽天カードは嫌だという人にお勧めのカードです。
イオンカードに入会後、100万円使いゴールドカードを持つ
このノーマルカードで年間100万円利用実績を作るとゴールドカードへの招待状が来ます。
詳しくはこちらで条件を良く確認しましょう。
このカードで使えるラウンジがなかなか優れもの。
会費無料なので、全ての空港とはまいりませんが、羽田空港国内線ならパワーラウンジ(!)を第一、第二旅客ターミナルともに使えます。さらに成田空港なら第二旅客ターミナルのIASS Excecutive Lounge2というプライオリティ・パスのメンバーが使うラウンジを無料で使えます。
年会費無料のゴールドカードでラウンジを使えるパターンがあるんですね。
家族カードを最大3枚まで無料で追加発行できるので用意しておけば安心です。
ラウンジを使える以下3つの条件を解説してきましたが、如何でしょうか。
- プレミアムエコノミークラス以上の航空券を買う方法がまず一つ。
- 航空会社の上級会員になる、がありますが、沢山搭乗する必要があり、今すぐは無理。
- プライオリティ・パスを特典に持つ楽天プレミアムカード会員になる。
いずれか一つを満たせばラウンジを使えます。
楽天プレミアムカードがお勧めの理由
成田と羽田空港にあるANA Loungeにも入れるプライオリティ・パスを、無償で発行してもらえるんです。
成田空港と羽田空港のANA Loungeに限定されますが、航空券がANA以外のLCCであっても、プライオリティ・パスの会員ならANA Loungeを使えるのです(時代も変わりました!)。
ANA Loungeの場所
羽田空港なら、第3ターミナルより国際線で出発時に、3階で出国審査後の110番ゲートから上階へ上がったところのラウンジを使えます(公式リンク)。
成田空港の場合は、第1ターミナルより国際線で出発時に、3回で出国審査後のゲート52番付近から上階へ上がったところのラウンジを使えます(公式リンク)。
楽天ブランドのクレジットカードを避けたい場合
ダイナースクラブかJCBプラチナが使い易いですね。
ダイナースはラウンジネットワークがプライオリティ・パス並みに充実していますし、JCBプラチナは楽天プレミアムと同じくプライオリティ・パスを無償で発行してもらえます。
年会費が楽天よりは高くなりますが、旅行保険も充実しているので、納得感があれば良い選択肢になり得ます。
プライオリティ・パスに関する注意事項
最後に注意点を二点、改めてご説明します。
- JCBプラチナや楽天プレミアムカードを通じてプライオリティ・パスの会員になる場合、別途申し込み手続きをしないと発行されません。自動では交付されません。
- ラウンジを使う場合、出国審査後の制限エリア内のラウンジばかりとは限りません。スマホアプリやWebで、ラウンジの場所を都度チェックして使いましょう。航空会社のラウンジ(KALラウンジ、ANA Lounge )を使えるケースもあるので、空港によっては余りの便利さに驚く場合があります。
ラウンジでの読み物
ラウンジは便利ですが、自分好みの雑誌が全てあるわけではありません。
楽天マガジンなら31日間0円で試読出来るので、お試しするなら、旅行期間が無料になるように入会しては如何でしょう。
ラウンジの無料WiFiで雑誌をダウンロードして、畿内や旅行先のホテルで読むと言ったことも出来ます。
しかも、雑誌そのものを持ち歩かず、スマホやタブレットに何冊も収まるので荷物になりません。
週刊新潮、週刊文春、SAPIO、ゴルフ雑誌から女性雑誌のELLE、OGGIなども揃えているので、畿内エンタメが絶望的な場合に重宝します。
FAQ:やっぱり制限エリア内のラウンジが便利
もちろん、制限エリアにあるラウンジが便利です。
制限エリアとは、出国手続きや保安検査を終え、後は飛行機に乗るだけという区画です。
さて、下の写真は関西国際空港(KIX)のANA LOUNGE入口です。
中央に赤い楕円形で囲ったのは搭乗口101ー103番の案内板。
保安チェックも出国手続きも終わり、あとは飛行機に搭乗するだけという制限エリア内に航空会社のラウンジがあるんです。
搭乗開始時間直前までくつろげるので、本当に便利です!
下の写真内右側にある縦長の赤枠は、ANA LOUNGEの案内板。
ひっそりとしてますね。
関西国際空港のメジャー航空会社はANAとJAL。
両社ともラウンジを運営しています。
下の写真はANA LOUNGEの案内板。
このラウンジに入れる搭乗客を、航空会社で指定しています。よく見ると合計8社ありますね。
白地にANAのロゴの上にある小さなアルファベットは「STAR ALLIANCE GOLD」。
航空連合スターアライアンスのゴールドメンバー搭乗客が入るラウンジという意味です。
最上段にあるANAのロゴは、このラウンジの運営者を示します。
ANAの後は、ニュージーランド航空、アシアナ航空、エジプト航空、エバー航空、深圳航空、ここまでがスターアライアンス連合の加盟航空会社。
連合以外の企業では、ハワイアン航空、山東航空。
普通なら、連合加盟航空会社だけが使えるラウンジですが、連合以外の航空会社も使える理由はこういう(提携航空会社運航便にご搭乗の際の空港サービス)ことです。
下の写真は、この案内板から右へ中に入ったところ。
ラウンジ入口が見え、自動扉が少し開いた奥にあるのが受付。
ここでは、搭乗券とANAのプラチナ会員証を見せて中に入ります。
つまり、誰でも入れる訳ではないんです。
今回、座席はエコノミーでしたが、SFC会員(=ANAプラチナ会員=スターアライアンスゴールドメンバー)なのでラウンジに入れたわけです。
ということで、エコノミークラスの座席でも条件が整えば、入れるんですよ。
だから、航空ファンの皆さんは「修行」して上級会員を目指すんです。
中に入れば、ソフトドリンク、ビール、ウィスキー、日本酒が揃っています。
もちろん、軽食もおつまみも用意されていて、全てセルフサービスですが十分です。
無料のWiFiに繋ぎ、スマホでANAラウンジ専用の映画を楽しんだり、新聞や雑誌も読めます。
FAQ:ANAも同伴者をラウンジへ入れる条件は?
最上段の写真はシンガポール航空のチャンギ空港内にあるシルバークリスラウンジ。
ANAのSFC(スターアライアンスゴールド会員)でさえも、ビジネスクラスのチケットが無いとこのラウンジには入れません。この条件が適用されるため、同伴者とラウンジに入るには、別のラウンジ(クリスフライヤーゴールドラウンジ)なら同伴者と入れます。
逆に、上級会員では無い本人一名がビジネスクラス、他方はエコノミークラスに搭乗する場合、ビジネスクラスに登場する本人は入れますが、同伴者はシルバークリスラウンジに入れません。中身がゴージャスなだけあって、入室条件は厳しいです。
同伴者をラウンジへ入れたい場合は、ダイナースのようなクレジットカードを使えば、違うラウンジとはなりますが、本人無料、同伴者30ドル程度でラウンジを使えます。
FAQ:JALのシンガポールでのラウンジ運用と同伴者基準
JALの場合は JALサクララウンジ が国内や主要海外空港にありますね。
下の写真のように綺麗な空間に、お酒やソフトドリンク、軽食から食事まで用意され、新聞も雑誌も、WiFiは無料で使えるという優れものです(ANAも同じ)。
そんなJALですが、シンガポールではラウンジの演出が力不足。
運用はこちらをご覧ください。
ファーストからエコノミークラス(但し、運賃が高いFlex Y)まで全て同じ dnata loungeなんですよ。
そのJALも、航空会社の上級会員でなければ、同伴者をラウンジへ案内できないのです。
ということで、ラウンジに同伴者を連れる場合は、同伴者のクラスに合わせるとか、ダイナース のラウンジを使って有料で使うことになりそうですね。