海外に来て、一番の楽しみはスーパーマーケット!
絶景観光地、美術館、有名な場所を見るとしても、時間や距離の都合で見られないこともあるでしょう。
そんな時こそ、是非行きたいのがスーパーマーケットです。
今回は Stew Leonard です。
日本のスーパーマーケットとは違う演出や品揃えを楽しめます!
真ん中にある脂肪肉が少し茶色になっているのが乾燥熟成されたTボーン周囲のお肉。
部位の格付けをみましょう。
上の写真は「USDA CHOICE BEEF」とありますね。
USDAは米国農務省の略称です。
それで、農務省による格付で何がわかるのか?
今度は下の表をみましょう。
農務省の日本市場むけのwebサイトから引用しました。
Stew Loenard(スチューレオナード)の牛肉
「チョイス」という格付けは最高級に次ぐグレードですね。
牛の成熟度を「A」「B」に限りますが何を選べば良いか?
脂肪が多い方が良い人は「プライム」。
でも、そこまでは要らない人は「チョイス」。
更に脂肪分が少ないと「セレクト」や「スタンダード」となります。
ということで部位や脂肪分、成熟度によってお値段が違いますが、1ポンドあたり24.99USDと19.99USD。
100gm換算でそれぞれ5.50USD、4.44USD。安くは有りませんね。
でも熟成する手間暇を考えたら大概安いですよ。
高いから食べないという人は、今でなくとも死ぬまでに一度は食べて見ましょう。
美味しいですよ。
赤身の肉がこれほどまでに柔らかいことに驚くはずです。
しかも熟成してるから旨味もしっかり楽しめます。
ビールも合う、ワインも勿論合う、日本酒も合いますよ。
脂肪分が多いサーロインならビールやスパークリングワイン、脂肪分が少ないならワイン、日本酒も合いましょう。
こういうお肉は日本ではまだまだ少数派なので、お店を選べる状況ではありませんが、アメリカンでは主流派なので選べるほどの選択肢があります。
是非!スーパーマーケットで熟成肉の存在を知ったら、次はプロのレストランで本物のステーキを食べては如何でしょうか?
赤身のステーキを、固くてパサパサな肉としか知らないなら、勿体無い。
アメリカに行けば、美味しい赤身ステーキを食べられます。
予算は高いのですが、霜降り肉を食べられない私が700gmをペロリと食べたのですが間違いありません。
死ぬ前に一度は食べましょう、乾燥熟成肉!
(英語では、Dry aged beefと言います)
日本にも希に見かけますが、お店を選んで食べてくださいね。
安いだけで選ぶと、熟成技術の未熟な店で食べるので要注意です。
値段だけで選ぶと、ある意味でリスクが増えます。
その点自己責任覚悟願います。安いものには理由があります。
Le District(ル・ディストリクト)の牛肉
今度の写真はマンハッタン島の南部にある「LE DISTRICT」。
オフィス街のど真ん中にフランス流の商品を中心に販売するスーパーがあるんです。
お肉も売ってます。
いやはや、どんな人が買っているかと思うと、平日昼間はサラリーマンが圧倒的多数。
平日夜間は、店内でお肉を買い、買ったお肉やソーセージ類を店内で調理してもらって食べるそうです。
こういうお店は楽しいですね。
水槽の魚を指定して調理してもらうお店のお肉版といったところでしょうか。
お肉の楽しみ方は様々。
日本では未体験の楽しみ方がたくさんあるアメリカへ行って実体験してみませんか?