タイ国際航空(リンク先はHIS解説ページ)が運営するTG677便は、A380という大型機です。
今回、A380のビジネスクラスに乗れる展開になり、小躍りしてます(笑。
タイはGDPの約2割を観光産業で構成するので、海外からのインバウンドの拡大に積極的です。
そんな背景からも、要所要所に大型機を配置して、国内観光産業の成長を国策として支援しています。
タイ国際航空はエコノミークラスでも満足度は高いのに、今回はビジネスクラスです。
搭乗者によるレビューでも上位にある航空会社なので、余計に期待します。
この便はANAとコードシェアもしているので、日本人スタッフも潤沢にいるんです。
タイ国際航空のシートクラス構成
タイ国際航空のシートクラスは3つ。
今回はロイヤルシルククラスに乗ります。
公式ページの下段に載っていますよ。
ロイヤルファーストクラス(ファースト)
ロイヤルシルククラス(ビジネス)
エコノミークラス
ビジネスクラス A380の様子
初めてのA380。
しかもビジネスクラスなので、2階席です。
タイ国際航空のビジネスクラスはこちらのページ(リンク先はタイ国際航空web)にあります。
機内に入ると、webで紹介されていた通りの光景が広がります。
紫色に統一され、隣席を横切らずに席を立てるスタッガードシートです。
1:2:1の配置が15行あるので60名分もあります。
さすがA380、大型機なのでビジネスクラスの席数もたくさんあります。
webでの写真とは明るさが違うだけで、機材設備は全く同じですね。
これだけのスペースがあれば、ゆったりして移動できます。
機内エンターテイメント
下の写真はモニター画面。
15.4インチもあるので、迫力もあります。
USB接続口が2つあり、モニター下にはスリッパもあります。
A380に乗っているのに、B787の機体映像を映すのか疑問でしたが新規導入機体の宣伝でした。
ヘッドフォンはノイズキャンセリング機能付きです。
素晴らしい!
タイ国際航空も採用しているとは、初めて知りました。
搭乗が一段落すると、CAスタッフがやってきてドリンクを聞かれました。
これがウェルカムドリンクというやつだな、と思いながら折角だからと頼んだのが下の写真。
銘柄は Palmer &Co, Brut Reserve だそうです。
スパークリングワインとしては甘み少ない方です。
メニュー
メニューを見ると、すごいですね。
ビジネスクラスはこういうメニューが整った食事になるんですね。
太字になっている部分は選択出来るんです。
よく見ると主菜は四択とゴージャス!
いつも乗ってるのはエコノミーだけど今回は違う。
下の写真は前菜。
ガーリックトーストが美味しかった。
パンを掴んだ時に重みを感じたので、適当に膨張させた安いパンとは違います。
カトラリーの奥にあるイルカの頭のような形の入れ物は塩と胡椒です。
なんか可愛らしい。
ホタテのムースとエビも美味しく頂きました。
デザート
痛恨の撮影失念。
主菜にタイ風カレーを頼んで美味しく頂きましたが、美味しさのあまり、完食後に気付いたのでした。
ということで、デザートの写真へ飛びます。
チーズと果物、クラッカーです。
ハチミツがあるのは、チーズに蜂蜜をかけてデザートとして楽しむ場合のため。
ハチミツをかけず、お酒を飲むときの肴としてチーズ単品を食べるもよしというセットです。
こういう風にチーズとフルーツが出てくるのは初めてだったので嬉しい。
チーズの食べ方に心得のある人がいますね。
次はパッションフルーツムースとソースがけ。
これまでに機内で食べたデザートは数あれど、このムースが一番美味しかった!
先ほどまでのチーズや主菜とは対照的に酸味が強いフルーツです。
お酒を飲んだ後にサッパリさせるデザート。
味覚に変化をつけて楽しいデザートです。
夕陽を少しだけ覗く
A380の大きな翼に反射した太陽の陽が眩しい。
もう少しで夜ですね。
まあ、バンコクに到着するのは夜21:55なので、ホテルに着くのは早くても11時過ぎ。
今日は24時までに寝よう。
A380の乗り心地
搭乗前に機体を見て圧倒されるのが、主翼と尾翼、胴体の大きさです。
これほど大きいと機内の快適さはどうなるのだろうかと考えながらの初体験でした。
乗ってみると、静かで揺れも少なく快適です(当然ですね)。
大型エンジンを4発も持つのにうるさいこともなく、至って普通の2発の機体と変わりません。
いや、うっかりすると静かに感じます。
更に一人当たりのスペースが潤沢にあるので、快適です。
初めてのA380でしたが、こんなに素敵な体験になるとは思ってもみなかった。
荷物の回収も空港での入国手続きもスムーズ
預けた荷物は空港でロストせず、ターンテーブルでは優先タグで早々に回収出来ました。
また、入国手続きもサクサク進み、ホテルへついたのは23時40分ほど。
空港到着からわずか2時間でホテルの部屋に入れたのでスムーズでした。
こういう深夜便で到着する場合、航空会社の上級会員で良かったと強く思います。
空港のタクシー乗り場も安心
英語を話さない国の場合、空港から出発する際も不安はあります。
その不安は的中し、タイ語しか話せないタクシードライバーに当たってしまいました。
そういう時は、乗り場にいた乗り場の案内係員と話し、ホテルの名前と地図を見せて通じました。
そういうサポートもしてくれるので、タイはサービス業のレベルが高くて安心出来ます。
国のGDPの約1割を観光産業で稼ぐと言われるので、伊達ではありません。
いやあ、よかったよかった。
ビジネスクラス機内のワインリスト
ウェルカムドリンクにスパークリングワインを飲んだ後なので、赤白一杯ずつ。
白でシャントグリーヴ、赤はヴィエイユを一杯ずつ頂いて終了。
両方美味しかったですね。
高度10,000メートルだからワインの性格も分かりやすいものを選んでいるように思います。
地上で買えば、一本2,000円弱から4,000円弱まで色々あったようです。
まずは白。
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続いて赤。
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まとめ
さすが、タイ国際航空(リンク先はHIS)です。
満足度は高く、スターアライアンスの東南アジア中核メンバーの一社を張るだけのことはあります。
シンガポール航空とともに、この地域は任せろというほどのサービス品質です。
搭乗前の設備、接客、お酒、食事、機内設備のレベルも申し分ありません。
もう一度乗りたい航空会社です。