今更だけど、ミシュランで星を取る前に訪問しておいて良かった。
2012年当時のレビューです。
お店の概略
住所:大阪市中央区上町1-3-9
電話:06-6768-0515
営業:17:00〜23:00
6人で訪問、仕上がりは食べて呑んで、一人当たり6千円。女性が半分を占めたからかもしれないけれど、このお値段で、この料理を堪能出来るんだから、やっぱり「最高の居酒屋」。食材を高価にすればお客様は喜ぶといった安直な料理ではなく、きちんと仕事がされた料理ばかりなので、是非、一度は堪能して欲しいと思うお店のひとつ。
少しお店の説明を。
以前は島之内にあった「ながほり」が移転して今の立地に。
移転前から安いのに美味いと評判の店で、現在よりも居酒屋の雰囲気が強く、「つくね」や「秋の秋刀魚」は人気が凄かった。居酒屋として普通のメニューを真面目に作るとこうなる、という仕事を徹底的にやっている店という印象で、当時から大阪の誇り、いやいや全国ナンバーワンの居酒屋!とさえ思っていたら、今や「星ひとつ」の店。
以前と比べると、食器が少し立派になったとか、店内が少しゴージャスになったとか、色々あるけれど、相変わらず美味しかった。しかも日本酒も良い。日本酒特有のツンとくる香りが嫌いな人には「十四代」或は「磯自慢」。今や女性にも人気の酒。
上の写真は玄関から撮った写真。
戸の向こうに立派なカウンターがあって、左手にお客といったレイアウト。
因に奥に8名用の大テーブルがある。
カニの甲羅詰め
見た目のままカニ。とはいっても、食べ進めると分るけれど、甲羅の上に身をてんこもりにしたもので、ミソも含めてカニ一杯全て入っている。上からジュレがかけてあって、好みでライムも。2012年10月の時は、お値段5千円弱。絶対額は安くないけど大勢でつつく時には丁度良いし、華のあるテーブルになるのでオススメ。
そのカニを箸でつまんだときの様子。ウハハ、楽しい瞬間。口に含むともっと幸せに!
定番のつくね
ご主人は居酒屋と言っているので、つくねのようなメニューもあるんです。
適当では無い、徹底的に作り込んだメニューなので美味しいんです。
島之内にあった時から既に名物になっていたつくね。今も美味しい。
温野菜のあんかけ
野菜の香りと食感を楽しむ。
火加減、塩加減とも絶妙、噛んだ瞬間が楽しいし、実に美味い。
イカの一夜干し
炙った烏賊が美味い。中の肝も実に美味い。日本酒に特にあう肴。
この料理、何だったかなー。
レバーペースとと何か、う〜ん、思い出せない。
この料理を食べる頃には、全員、日本酒を呑んでます。
バッテラ
鮓もある。穴子やサバ、棒寿司というかバッテラというか。一切れ単位で注文する。下の写真にある、シジミ汁と寿司を締めにして店を後にしました。
しじみ汁で締めるとハッピー
お酒を飲んだらアルコール分解に効果ありと言われるシジミを食べておきましょう。
この味噌汁は、出汁をきちんととっているから当然に美味い。
ネギの香りもよし。シジミも美味い。
あぁ、言うことなし。
美味しい日本酒は二日酔いしない
初めて飲んだ銘酒が「黒龍」。
お店で合計4杯は飲みましたが、翌日何も残らず、悪酔いもせず。
スッキリ目覚めた感覚は久しぶりです。
美味い日本酒は、悪酔いしないのはわかっていたつもりですが、このお酒もその域に達している銘酒。
なかなか買えないので、ウェブサイトで見つかったらプチ奇跡のお酒なんです。